「本栖湖のヒメマス釣りを後世に」 クラウドファンディングを実施しています!

 

<富士河口湖町によるガバメントクラウドファンディング第4号>

 

本栖湖のヒメマス釣りを後世に 
 ~ レイクトラウトの駆除活動にご協力を ~

 
古代、富士山の噴火により形成された富士五湖の一つ本栖湖は、元来、魚類はおらず、魚類が生息しはじめて1,200年程度で固有種もいない湖でした。
そんな中、ヒメマスは大正6年(1917年)に初めて十和田湖から移植、その後も継続して放流され、現在も本栖湖において重要な遊漁、観光資源となっています。

ところが近年、本栖湖漁業協同組合が以前と同様にヒメマスを放流しているものの釣果が低迷するなか、令和4年11月に山梨県水産技術センターにおいて本栖湖での産業管理外来種レイクトラウトの生息が確認され、その後の調査で膨大な量のヒメマスがレイクトラウトによる食害に遭っていることが確認されました。


 

 
 富士河口湖町では、レイクトラウトの駆除を進めることで、多くの皆様に本栖湖のヒメマス釣りをもう一度堪能してもらい、また、その美味を味わってもらいたいと考えています。昔から多くの釣り人に親しまれてきた本栖湖のヒメマス釣りを復活させ後世に伝えていくため、皆様からの寄附のご協力をお願いいたします。


 

  

👉ふるさと納税で応援(ご寄付はこちら)

 ふるさとチョイスGCFページ「本栖湖のヒメマス釣りを後世に」



■現状と課題


「マンパワーでたくさん釣り上げる」駆除が有効


県水産技術センターが行った刺網による捕獲調査では、既にレイクトラウトは、毎年1万尾以上放流されているニジマスを超え、本栖湖の生態系のトップにいることが確認されました。
捕獲したレイクトラウトの胃の中には、丸呑みされた大きなヒメマスや多くのヒメマスの稚魚が混在するなど、危機的な状況であることが示されています。

本栖湖漁業協同組合では、遊漁者に対し駆除協力金を支給し駆除へのご協力をお願いしていますが、その財源確保が大きな課題となっています。また、相当量のヒメマスが食害を受けている状況を受け、令和6年11月の定期ヒメマス釣り解禁は初めて見送られることとなり、事態はますます深刻化しています。


将来的な大規模駆除を見据え、山梨県水産技術センターでは、レイクトラ
ウトの腹の中に発信機を埋め込み産卵場所の特定等調査を進めていますが、調査は長期間に及ぶため、当面の間の対処方法としては、「釣り上げて駆除する方法」が最も効果的であると考えられています。

 



■寄付金の使い方

皆様よりいただいた寄付金は、レイクトラウト駆除に協力いただける遊漁者に対し支給する駆除協力金に使用させていただきます。

具体的な金額は下記のとおりとなります。

・レイクトラウト1尾: 1,000円 
2025年度 年間駆除目標:1,000尾>

※このプロジェクトは、寄付金額が目標額に達しない場合であっても事業を実施いたします。また、目標額以上のご寄付がいただけた場合についても駆除が可能な限り本事業に充てさせていただきます。なお、2025年度の駆除数(駆除協力金支給額)が少ない場合は、次年度の駆除協力金またはレイクトラウト駆除の推進に資する事業(放流禁止等看板・チラシ作成等)に充てさせていただきます。




■山梨県水産技術センターによる調査研究

 刺網での捕獲調査をはじめ、バイオテレメトリー調査、食性調査、遺伝的特徴の解明などレイクトラウトの効率的な駆除方法確立に向けた研究が行われています。

<調査内容・結果の詳細>

 「山梨県の本栖湖におけるレイクトラウトの生息確認及び現状/山梨県水産技術センター」PDF:2.4MB


<山梨県水産技術センター 岡崎 巧 所長より>

 湖におけるレイクトラウトの危険性

レイクトラウトは魚食性が強く、サケ科魚類の中でも際立って寿命が長く、大型化します。さらに、本栖湖のように流れ込む河川がない湖でも自然繁殖するのが特徴です(同じサケ科魚類であるニジマスやブラウントラウトは、流入河川がなければ自然繁殖しません)。このため、湖沼においては、レイクトラウトは侵入により深刻な影響をもたらす魚と考えられています。このような魚が本栖湖に入ってしまったことは非常に残念です。
 現在、水産技術センターでは、本栖湖のヒメマス資源の回復に向け、レイクトラウトの駆除効率化に向けた調査・研究を進めているところです。
 また、釣りによる駆除も本種の生息数の抑制に有効であり、このためには一般の遊漁者の協力が不可欠となります。



 
■寄付者の皆様へ


本栖湖漁業協同組合 伊藤正一 組合長 より 

本栖湖のシンボルであるヒメマスがレイクトラウトに食い荒らされ、初めて釣り解禁の見送りを余儀なくされました。
再びヒメマス釣りファンの皆様に釣りをご堪能いただき、ヒメマスに親しんでいただけるよう、いち早い釣りの解禁を目指しております。
私たち漁業協同組合と行政が連携して対策を進めることに加え、今回ご賛同いただける寄付者の皆様と、釣り客の皆様のお力添えをいただくことで、より一層効果的に駆除を進めることが可能となります。
ヒメマス釣り復活のため、どうか皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

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 富士河口湖町長 渡辺英之 より

ー地域資源ヒメマスの復活をー
レイクトラウトは在来のヒメマスをはじめ本栖湖の重要な水産資源を食害し、生態系に歪みを生じさせる恐れがあり、自然環境や観光産業への影響が心配されるところです。
遊漁客の皆さまに存分にヒメマス釣りを楽しんでいただける環境に戻るよう、また、地域の食の魅力としてのヒメマスを多くの皆さまにご提供できるよう、関係者が一丸となって対策を講じていきます。
ご賛同いただける皆様からのご支援をお願い申し上げます。

 

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